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技術の伝え方 [雑感]

この正月三が日は2日間オンコールだったのですが,幸運にも呼ばれずに済みました。
今年こそは緊急が来るのでは?と思っていたのですが,予想が外れて何よりです。
おかげでゆっくり本を読むことができました。

そんなお正月,たまたま目にとまった畑村洋太郎先生の「組織を強くする技術の伝え方」を久しぶりに読み返してみました。

この本の大きなポイントのひとつは,小飼弾氏もブログ(404 Blog Not Found:書評 - 技術の伝え方)で述べておられるように,技術は「伝えるもの」ではなく「伝わるもの」だと指摘したことだと思います。
技術というのは本来,「伝えるもの」ではなく「伝わるもの」なのです。結果として相手の頭の中に伝えたい内容を出来(しゅったい)させることができなければ意味がないし,そうでなくては伝えたことにはなりません。このときに伝える側が最も力を注ぐべきことは,伝える側の立場で考えた「伝える方法」を充実させることではありません。本当に大切なのは,伝えられる相手の側の立場で考えた「伝わる状態」をいかにつくるかなのです。

研修医の先生にどのように「伝えるか」を悩んでいた頃にこの本を読みました。
初めて読んだときは全くピンと来なかったのですが,その後,自分自身が特に「伝えよう」としていなかったこと(でも大事なことでした)が研修医の先生にちゃんと「伝わっていた」ことを知る機会がありました。その時に,ああ,こういうことなんだと認識し,このエッセンスが腑に落ちたことを覚えています。
それ以来,「伝えよう」と躍起になることはなくなりました。
ただ「伝わる状態」をつくるのは,「伝える方法」を充実させることよりも難しいと感じている日々ではありますけども。


組織を強くする 技術の伝え方 (講談社現代新書)

組織を強くする 技術の伝え方 (講談社現代新書)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/12/20
  • メディア: Kindle版



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