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慶應総合診療グランドラウンド [医療・麻酔]

神戸大学の岩田健太郎先生が慶應大学で講演することを知り,麻酔科医ながら第19回慶應総合診療グランドラウンドに参加してきました。
「コンサルテーションの極意」をテーマに循環器,呼吸器などの専門医(つまりコンサルタントですね)9人が15分のレクチャーをした後に岩田先生の特別講演というプログラムでした。

私自身は普段専門医の先生方にコンサルトをすることはほとんどないので,「コンサルト前にはこういうことをやっておかんとあかんのか・・・」ぐらいに聞いていたのですが・・・

最初から慶應の先生方のレクチャーを聴いておられた岩田先生の反応は・・・
あんな慶応じゃ,駄目だ—楽園はこちら側

とかなり手厳しい。。。
岩田先生が指摘されているように,確かに,コンサルトする前にコンサルティーが何をやっとくべきかという内容が多く,そもそも「この検査やっておけ」という内容なら,わざわざレクチャーにしなくてもマニュアルにでもすれば事足りるかもしれません。
無知な私はともかく,土曜日の午後に集まったモチベーションの高い研修医の先生方のneedsやwantsにあっていたかどうか…。
もちろん部外者にはわからないコンテクストがあるのだろうとは思いますけども。

その一方でレクチャラーの先生方にも何を話せば良いのだろうという迷いがあったように感じました。トップバッターの香坂先生のレクチャーは素晴らしかったですが…。
仮に私自身が麻酔について同じような内容を振られたら,15分という短時間で何を話すか大いに困っただろうと思います。

何はともあれ,岩田先生の講演を聴くことができて良かったです。
前のレクチャーが押してしまい話が短くなってしまったのは残念でしたが…。
スライドなしの講演も良いものだと思いました。

岩田先生の講演ではより良いコンサルテーションのために
コンサルタントとコンサルティの視点の違い(laterality)の存在を認識すること
コンサルティのneeds、wants、hopesを把握して、顧客満足度(顧客=コンサルティ)を上げるよう努めること
主治医観をもってコンサルティングにあたること
専門医エゴを出さず、俯瞰的な視点(鳥の視点)で考えること
といったことが挙げられていました(と思います)。

岩田先生の話を聴いて,久しぶりに「コンサルテーション・スキル」を読み返しました。


コンサルテーション・スキル

コンサルテーション・スキル

  • 作者: 岩田 健太郎
  • 出版社/メーカー: 南江堂
  • 発売日: 2010/12/22
  • メディア: 単行本



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