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臨床研究のABC [オススメ]

「楽園はこちら側」で紹介されていたのを,年度末に購入して,積ん読になっていました。
「EBM実践ワークブック」など数々の名著がある名郷先生の本です。

臨床研究の細かいやり方が書いてある本ではありません。
論文の書き方が書いてあるわけでもない。
臨床研究のしっかりとした土台を作るために,どのように考え,
どのように行動(文献検索や文献の批判的吟味,リサーチクエスチョンを立てる)すればいいのかが,わかりやすく書いてあります。また観察研究や介入研究,メタ分析も解説されているので,普段の文献を読むのにも役立つことでしょう。

臨床研究のきっかけとは,「わかっていないことをわかること」。
確かに日々の臨床には「わかっていないこと」がたくさんあるし,
疑問を抱くことは少なくない。そんな疑問を流さずに捕まえていけば,
臨床研究に繋がっていくということです。
「わかっていないことがわかってしまえば,もうわかったようなもんである」
確かにそうなのかもしれない…。そう思えてきます。

臨床研究をやってみたら?と言われても
何を研究したらいいかわからない
どうして手間暇かけて研究しなければならないのかわからない。
臨床が好きなのであって,研究は・・・
そんな風に考える先生方もおられるでしょう。
でも,そんな先生方にこそ,この本を読んで欲しいと思います。

「EBMの実践により,何がわかっていて,何がわかっていないのかがわかる。前者に基づき臨床を行い,後者に基づき臨床研究を行う。そして,それが別々のことでなく,一つのことだと認識できること。日々の臨床と研究を一つのこととして,実践できるようになることが,臨床医としての一つの大きな目標となる」(本文より)



臨床研究のABC

臨床研究のABC

  • 作者: 名郷 直樹
  • 出版社/メーカー: メディカルサイエンス社
  • 発売日: 2009/06/11
  • メディア: 単行本


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